シリコンバレーで学ぶチャンスを掴む - JGSWeekly #7

今回は、世界を変えるイノベーションを量産するITのメッカ、Silicon Valleyにて日々勉強中の黄祝翔さんからのレポートです。黄さんは現在、世界随一の名門であるUC System1への編入を目指し、De Anza Collegeに通われています。

De Anza Collegeはカリフォルニアでもトップクラスのコミュニティ・カレッジで、UC System (UCLA,UCBerkeleyなど)などの難関な4年制大学への編入を希望する多くの学生が学力向上に励んでいます。

Q1.基本情報を教えて下さい。

-カリフォルニアのDe Anza Collegeというコミュニティ・カレッジに通う黄祝翔(19)です。

Q2.長期の留学を選ばれたきっかけはなんですか?

-僕は2013年の夏頃にOGS(Osaka Global School)というプログラムで2週間ほどアメリカに短期留学をさせてもらいました。その時に訪れたSilicon Valleyでは、誰もが一度は名前を耳にしたことがあるGoogle, Yahoo, Appleなどの世界的トップ企業がここから歴史を作り初めています。そして、今でも世界を変えようとしている人たちが日々ここで新しいアイディアを出し続けています。僕はその情熱に惹かれ、留学することに決めました!!

Q3.アツいですね!そこで選ばれたコミュニティ・カレッジですが、基本は2年間通うと聞きました。4年間通う人はいたりするんですか??

-コミカレは基本的に編入をメインにしているんですが、もちろんここだけの人もいます、その多くは短期留学や、現地の学生とかの方が多いです。コミカレの留学生への上限は3年なので、4年はないと思います!日本の短大として捉えることもできれば、イギリスのファンデーションコースとしても捉えることができます!なので、コミカレのみで卒業しても、なかなか評価はしてくれないです。

Q4.なるほど、編入先の大学への準備段階的位置づけなんですね。かわって、現地のことについて少し聞かせてください。今でも新進気鋭のスタートアップがドンドン生まれているSilicon Valleyには、日本人はどれくらいいるんですか?また、そういった人たちと関わる機会はあるんですか?

カリフォルニアはアメリカの中でも留学生に人気の高い地域であるため日本人学生が多いのはもちろん、Silicon Valleyでもあるので、日本人エンジニアもたくさんこちらで働いています。また、実はこちらでスタートアップをされている日本の方々も多くいらっしゃいます。なので、ここの日本人ネットワークはとても強です。しかし、いくらチャンスが多かろうとそれを掴みとれるかどうかはやはり自分次第です。僕はたまたまある社長さんの講演会に参加する事ができ、それをきっかけにホームパーティーに招かれたり、相談にのってもらったりもしました。また、学生や社会人に関わらずいろんな人たちと出会うこともできで、毎日刺激されています!

Photo of Evernote HQ from homedesignfor2.com

Q5.なるほど!自分で機会を掴んでいけるかにかかっているんですね(^^)実際にそういう場はどれくらいの頻度で行われているんですか?

-月一度でそういうイベントは開かれていますが、交通の便や授業のスケジュールなどが妨げになって、また一度しか参加できてません! それと、自分の通っているコミカレでは編入を考える人が多いので説明会は開かれません。でもインターンをしてる人はいますし、自分からアプローチして行けば、できないことはないです!笑

Q6.是非また今度その様子をお聞きしたいです!やはりSilicon Valleyでは学生も非常に活発のようですね。起業などになるといかに同じ志を持った人を見つけるかが重要ですよね!

-そうですね、そういうイベントで出会った学生たちはみんな志が高くて、何かのイノベーションを生み出そうと必死に頑張っています!

【編集後記】

アメリカのトップ大学で学ぼうとすると、どうしても海外からの学生は 英語 という言語障壁をクリアせねばなりません。しかし今回インタビューさせていただいた黄さんが歩んでいるように、コミュニティ・カレッジに2年間通ってじっくりと英語を含む学力を養う、という方法も1つのアプローチとしてあることを教えていただきました。これからアメリカへ留学をされる方は、現地の空気を直に感じながら編入の準備をすることができるという、一石二鳥なコミュニティ・カレッジでの勉強を考えてみてはいかがでしょうか。

  1. カリフォルニア大学群のこと。ex.UCLA, UCBerkeley

Published: January 19 2015

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